研修Report第2弾~国際観光ビジネス科1年生~

カレッジでは、11月下旬に各学科で研修旅行を実施しました。

今回はその第2弾として、国際観光ビジネス科1年生の担任の先生からいただいた研修旅行の報告を紹介させていただきます。

第1弾(国際ホテル&ブライダル科2年生)はこちらから

発見と成長の2泊3日

研修旅行の目的や概要

 この度の沖縄研修旅行(2泊3日)は、学生たちが自ら日程を考え、お客様目線で沖縄観光を体験しながら、沖縄の文化や観光産業の魅力と課題について学ぶことを目的としています。観光資源に恵まれた沖縄ですが、自然環境の保護やオーバーツーリズムといった課題も抱えており、その現状を理解することで持続可能な観光について研究し、発表する機会を設けました。学生たちは班ごとに目標を決めて行動し、主体的に観光ルートの研究や課題解決への視点を養い、学びを深めることを目指します。

実施された活動内容

 この研修旅行では、全行程においてクラスの旅行委員たちが添乗員となり、行程を進めて行き、添乗業務についても学習します。

 1日目は沖縄JTBを訪問し、沖縄の中での観光地域間格差や、観光客が増えることによる混雑等による交通の不便や生活環境の悪化、また、雇用不足などの課題について学習しました。また、2025年オープン予定のジャングリアについても学習しました。現地のスタッフの生の声を聴くことができ、学生たちはとても有意義な時間を過ごしました。そしてこの日は全員揃って食事ができる勇逸の日だった為、自分たちでお店を探して予約をするという、まさにお客様に案内するような体験をしました。

 2日目と3日目は班ごとにテーマに沿った観光を実施しました。コース内容も自分たちで考え、交通手段の手配や食事の予約などもすべて自分たちで実施しました。南部観光では平和学習のため「ひめゆりの塔」「沖縄平和記念公園」を訪れる班や、「沖縄ワールド」「斎場御嶽」などを観光する班がありました。北部観光ではお客様に人気の「美ら海水族館」「古宇利島」「アメリカンビレッジ」などを観光し、お客様へのお勧めポイントなどを研究しました。

 

学生の感想や成果

 学生たちは実際に沖縄を訪れることで、観光客としての楽しさを体験すると同時に、現地が抱える課題にも気づくことができました。特に、自然保護と観光産業の両立が重要であることを実感し、「観光地の価値を守りながら観光を楽しむための取り組みが必要」と気づくことができました。また、現地の沖縄JTBのスタッフの方との交流を通じて、地域文化や歴史への理解が深まり、地域社会と観光の関係性について考える良い機会となりました。研修旅行の成果としてこの旅行で得た気づきや学びを学内で発表しています。

担任の感想と今後の展望

 今回の研修旅行は、学生たちが主体的に計画し、現地での体験や学びを通して深い洞察を得ることができた有意義な機会となりました。観光を「楽しむ」だけでなく、「学び」「課題解決」を両立させることができた点は非常に評価しています。今後は、現地の方々と触れ合う機会を作り連携を深め、地域社会に貢献する活動も視野に入れた研修旅行を企画していきたいと考えています。